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[Advanced Level] Listening & Reading Comprehension – Exercise 13

最強のリスニング学習法

英語を「聴く力」が効果的にアップする!

はじめに

シャドーイングとは、流れてくる音声をほぼ同時に、あるいは少しだけ遅れて、できるだけ正確に声を出していく練習です。先月号では、「音にフォーカス」するシャドーイングの練習方法とその効果についてご紹介しましたが、今月は一歩進めて、聴いた内容の「意味にフォーカス」するシャドーイング(コンテンツ・シャドーイング)の練習方法を紹介します。

 

「意味にフォーカス」するシャドーイング

「意味にフォーカス」するシャドーイング練習とは、音声の内容(コンテンツ)を頭の中でしっかりと理解しながら、シャドーイングしていくことです。前号の「音にフォーカス」するシャドーイング練習の際は、英語音声の聞き取りと、口頭での正確な再現にフォーカスし、オリジナルの音声を丁寧に繰り返し聴き、その特徴を捉えた上で、小声でシャドーイングしてみることをお勧めしました。この段階では、個々の発話を聞き取り、その音声の特徴をまねて、頭の中に英語の音を流れやイメージをしっかりと作り上げることが目標でした。

 

練習を通じて、音を正確に聞き取り、口頭で即座に再現することが容易になったら、今度は焦点を「音」から「意味」に移し、語句の意味を追うことと、全体の内容を正確に把握することを目指します。具体的には、テキストは見ずに耳だけを頼りに、語句の意味に意識を向けながらシャドーイングしてみます。すでに、ほとんどの方がこの段階に至るまでに、少なくとも数回は音声を聞き、テキストを見ているので、初めて音声を聞いたときに比べると、内容の理解度はかなり高くなっていると思います。しかし、それでも途中で不明の語句やフレーズなどがあった場合は、そのまま放置せずにテキストを確認し、できるだけ完全にシャドーイングができるようになるまで練習を行ってください。

 

最後に、耳から入ってくる語句の意味が難なく理解できるようになったら、今度は、テキスト全体の内容に意識を向けながらシャドーイングしてみます。練習では、あたかも自分が英語を話しているようなつもりで、スピーカーになりきって声に出します。今、どんな話をシャドーイングしているのか、話の内容を頭の中でイメージしながらシャドーイングができるようになることを目標としてください。

 

シャドーイングの効果

シャドーイングが、どのようなメカニズムによって、いかなる効果をもたらしているのか、実際にはまだ解明されていない点があり、その効果も個人によって異なります。ここでは一般的に研究者たちが指摘しているシャドーイングの効果の中から、「復唱力が向上する」、「スピードの速い音声についていけるようになる」という二つの点について述べます。

 

電話番号などは、単に耳で聴くだけよりも、その番号を声を出して復唱したほうが記憶に残りやすいものです。シャドーイング練習では聴いた英文を即、その場で声に出してリピートしますので、練習を重ねることによって、復唱力が向上し、英語の音が頭の中に残りやすくなると考えられています。たとえ聴いた英文の意味を一瞬では理解できなくても、頭の中で復唱できれば、自分がすでに持っている英語のデータベースと照合することが可能になります。その結果、意味の理解に結びつく可能性も高くなり、リスニング力が向上するのではと考えられています。

 

シャドーイングでは、耳から入ってくる言葉を頭の中で繰り返しながら声に出します。しかし、リピーティングのように自分のペースで発話するのではなく、音声の速さに従って発話しなければなりません。そのため、スピードの速い音声を利用して練習を重ねると、いやが応でも英語を物理的に速く発話せざるを得ません。その結果、聴いたことを頭の中で音声化するスピードも上がっていき、スピードの速い音声についていくだけの力が蓄えられていくのではと考えられています。

 

シャドーイング練習の進め方


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シャドーイング練習では、現時点の自分の語学力に合わせて最適の練習メニューを作成し、実行に移すことが上達への早道です。次に挙げるのは、シャドーイング練習に際して利用されるタスクの例ですが、この順番に従って、すべてを行わなければダメだということではありません。自分にとって必要だと思われる項目を選び、練習回数や時間を設定した上で、着実に取り組んでください。

・テキストを見て、未知の語句の意味を調べる

・音声を聴いてみる

・テキストを音読してみる

・シンクロ・リーディング=>音声に合わせてテキストを音読

・音にフォーカスしながらシャドーイング=>音声の正確な再現を目指す

・意味にフォーカスしながらシャドーイング=>内容を正確に把握する

・音声の速度を上げてシャドーイング

 

練習する際の注意点

シャドーイング練習では、聞き取りながら声に出すわけですから、当然、音声と自分の声が重なって聞こえます。練習では、自分の意識を音声のほうに向けることが必要です。自分の声のほうに意識を向けてしまうと、どうしても音声が聞き取りにくくなってしまいます。練習に際しては、自分の声など外部からの侵入者をできるだけ遮断してくれるような性能の良いヘッドフォンを使用してください。ヘッドフォンから聞こえてくる音声が大きすぎても小さすぎても聞き取りにくいので、音量に注意しましょう。また練習中、自分の声が大きすぎても聞き取りの妨げになりますので、大声を張り上げて練習するのは避けたほうが良いでしょう。

 

フィードバック

シャドーイングは技術をマスターしさえすれば、多くの人が一通りはできるようになります。しかし、シャドーイングがうまくできたのかどうかを確認するには、フィードバックを行う必要があります。一人で練習する場合は自分の声を録音し、テキストと照らし合わせて、ミスをチェックしていきます。音声面でチェックしておくべき点は、前回、詳しく紹介しましたので、今回はその他のチェック・ポイントを挙げておきます。参考にしてください。

・無言のままになっている箇所はないか

・自分で何を言っているのか意味不明の箇所はないか

・毎回飛ばす語句はないか

・毎回言い間違えている語句はないか

 

フィードバックを通して、自分の弱点をつかんだら、間違った箇所を繰り返し声に出して読み、部分的にシャドーイングした上で、全文のシャドーイングに再度チャレンジしてみてください。なお学習記録を取っておくと、学習の進歩状況がわかり、励みになると思います。

 

SOURCE: CNN ENGLISH EXPRESS (イングリッシュ・エクスプレス)

NEW WORDS:

最強 (saikyou): strongest

学習法 (gakushuuhou): way of learning

音声 (onsei): sound, voice, speech

前号 (zengou): preceding issue

聞き取り (kikitori): listening comprehension

口頭 (koutou): oral, verbal

再現 (saigen): recreation, reenactment

捉える (toraeru): to grasp (meaning)

個々 (koko): individual, one by one

発話 (hatsuwa): utterance, speech

真似る (maneru): to mimic, to imitate

即座に (sokuza ni): immediately, right away

焦点 (shouten): focus, focal point

語句 (goku): words, phrases

把握 (haaku): grasp, understanding

不明 (fumei): unknown, unidentified

放置 (houchi): leaving as is

恰も (atakamo): as if, as though

解明 (kaimei): clarification

指摘 (shiteki): pointing out

復唱 (fukushou): reciting, repeating

即 (soku): instantly, immediately

向上 (koujou): improvement, advancement

照合 (shougou): collation, comparison

いやが応でも (iyagaoudemo): whether willing or not

蓄える (takuwaeru): to accumulate (knowledge)

最適 (saiteki): the most suitable

早道 (hayamichi): shortcut

項目 (koumoku): heading, item

設定 (settei): preference settings

着実 (chakujitsu): steady, sound

未知 (michi): not yet known, unknown

音読 (ondoku): reading aloud

聞き取る (kikitoru): to catch (a person’s words)

遮断 (shadan): isolation, cut off

性能 (seinou): ability, effciency

音量 (onryou): volume (sound)

張り上げる (hariageru): to raise (one’s voice)

一通り (hitotoori): the basics

録音 (rokuon): (audio) recording

照らし合わせる (terashiawaseru): to check, to compare

無言 (mugon): silence

箇所 (kasho): place, point

再度 (saido): twice, again

励み (hagemi): encouragement, stimulus


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