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Japanese Language Proficiency Test JLPT N2 – Reading Exercise 07

Reading Passage 1

以下は、ある漫画家が書いた文章である。

僕はいままで数多くの漫画やアニメで未来をイメージしてきた。未来を「想像」し、そこから作品を「創造」してきた。僕にとって想像と創造はごく近しい、混じり合ったものだと言っていいだろう。

では、イメージすること、想像することについて考えてみよう。僕は想像には二種類あると考えている。可能性が希薄でも許される「空想」と、確度の高いデータに基づいた「予測」だ。

空想は幻想的な意味での夢見る世界。予測はやがてこうなるだろうという現実の延長線上に浮かぶものだ。この二つが自分の頭の中で組み合わせられ、出来上がっていくものが僕にとっての「想像」だ。

「空想」の中には途方もないこともある。子供のときに考えていたこととなんら変わりがない、突拍子もないものも含んでいる。「夢」と言い換えてもいいだろう。しかし、夢や空想だけではどこかものたりない。そこで、現実の延長線上にある未来についての予測が必要になってくる。しかし、空想が現実からかけ離れるばかりかといえばそうではないし、予測が必ず現実を言い当たるというものでもない。どちらも、未来をイメージする=想像することのうちにあるのだ。

(中略)

僕は空想も予測も好きな少年だった。子供の頃から「想像」することが大好きだった。しかし、僕が「想像」をただの「想像」に終わらせず、作品を作るという「創造」へと結び付けてきたのはなぜだろう。僕自身はあまり意識してこなかったことだが、こうして考えてみると、やはり「何のために描くのか」という言葉が浮かび上がってくる。

「想像」するだけなら一人でしていればいい。あるいは、友人たちとのおしゃべるで十分だろう。しかし、「創造」するためには、そこに「何のために」という強い動機が必要なのだ。

僕が「想像」したことをもとに作品を「創造」することで、もしかしたら、その作品をきっかけに何かが変わるかもしれない。僕も人類の一人として、この地球がよりよい方向に進み、幸福な未来へとつながっていってほしい。

大げさなことはあまり言いたくないが、大きな目的として、「地球の未来のために」僕は作品を描いているのかもしれない。

1. 想像と予測について、筆者はどのように述べているか。

いずれも現実の延長線上にあるものである。
いずれも可能性の低い夢のようなものである。
いずれも未来のイメージを構成するものである。
いずれも未来のイメージを現実化させるものである。


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2. 筆者にとって、「創造」するとはどういうことか。
「想像」もしていなかったような作品を作ること
夢のような世界を「想像」しながら作品を作ること
「想像」したことをもとに、描く目的を持って作品を作ること
何のために描くのかを意識して、未来を「想像」できる作品を作ること

3. 筆者の考えに合うものはどれか。
子供たちの夢が、幸せな未来につながっていってほしい。
自分の作品が、人類の幸福につながるきっかけになってほしい。
地球の未来のためには、自分が漫画やアニメを描き続けることが必要だ。
地球がよりよい方向に進むには、子供時代に想像力を育てることが必要だ。

Reading Passage 2

事柄にもよるが、一般に、飽きる人間の方が下等で、飽きない人間の方が上等と思われている。特に、相手が書物であるような場合は、飽きることは悪いこと、と最初から相場が決まっている。しかし、人間の精神の成長は、しばしば、飽きるという形で現れることがある。飽きるというのは、今まで面白かったものが面白くなくなるということである。自分の心の歯車と噛み合わなくなるということである。

4. 飽きることについて、筆者はどのように考えているか。
飽きることが精神の成長を示すこともある。
飽きやすいということは幼さの現れである。
人間が成長するうえでは飽きることが必要だ。
精神が成長を続けている間は飽きることはない。

Reading Passage 3

マスコミで毎日のように環境問題が取り上げられているが、本当に「環境問題」と言っていいのだろうか。

 地球温暖化にしろ、森林破壊にしろ、エネルギー資源の不足にしろ、これらはどれも人類によって起こされた問題である。しかし、このような問題を環境問題と呼ぶことで、人は無意識のうちにその問題から目をそらしているのではないか。むしろ「人間問題」と呼ぶことで自分の問題としてとらえることになり、未来の環境を変えることができるのではないだろうか。

5. 筆者は、なぜ環境問題を「人間問題」と呼んだほうがよいと考えているか。
環境は人間にしか変えられないから
良い環境を必要としているのは人間だから
人間が責任を持って考えるべき問題だから
人間の生活に多大な影 響 を与えている問題だから




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