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Japanese Language Proficiency Test JLPT N1 – Reading Exercise 07

Reading Passage 1

いまの男性の主張はまだ自己表現とは思わない。やっと「表現とは」というスタートラインに立ったところではないか。

表現はコミュニケーションを目的とする。表現が求められるようになった最大の背景は、日本という共同体や家族的な社会という共同体が崩壊したことだろう。年功序列や終身雇用が大前提という共通の文化があれば意思疎通は簡単で、その規範に従っていれば目立つ必要もなかった。

だが _______ が失われたいま、あらゆる人間関係で高度なコミュニケーション体力が求められる。演劇でも、文化の異なる人が集まる欧州でも、意思疎通を目的とするワークショップが盛んだ。共通の文化がないなかで、「いいことは黙っていても伝わる」と考えるのは、残念ながら思い込みでしかない。

メッセージをより効果的に伝える手段として、政治家や大企業の社長に発声や魅力的な笑い方などを指導する演出家がつくことは、欧米でもよくある。内容は重視するのに表現のための方法論は非常に軽視してきた日本とは、大きく異なる。

しかし、内容は同じでも間の取り方や声の高さ、大きさなどで、うまい人と下手な人の差は明らか。落語がいい例だ。聞くほうも、内容より話し方や振る舞いといった方法論に説得されることがある。手法の重要性にやっと目が向き始めたということだろう。

1. 本文の _______ に入る最も適当なものはどれか。
自己表現
意思疎通
共通認識
自国文化

2. 「残念ながら思い込みでしかない」とあるが、どういう意味か。
残念なことだが、単なる思い込みである。
残念だと思う必要はまったくない。
残念なことだが、誰もそう思わない。
残念だと思わなくもない。

3. 筆者の考えに一番近いものはどれか。
コミュニケーションの能力はどんな時代においても大事にされている。

日本は自己表現において、もっと方法論を重視すべきだ。
日本社会は共同体が続いているため、意思疎通に大きな問題はない。
表現の内容が同じなら、話し方や振る舞いなどで影響されることはない。


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Reading Passage 2

アメリカでは、会社の教育訓練もさることながら、個人が自己投資をして資格や能力を身につけることが多いのに対して、日本では会社の負担による教育訓練の比重が圧倒的に高い。また、賃金も日本ではそのひとの能力や年齢、学歴といったものを基準にして支払われるのに対して、アメリカではそのひとの仕事に対して支払われるのが一般的である。さらに、日本人の多くは、正社員として採用されたときから雇用保障が与えられていると考えるのに対して、アメリカ人は、自分が会社にとって有益な存在となることによって、それを自分でつくりだすものと考える。

4. この文章の内容に合っているものはどれか。
日本では、能力や年齢、学歴といったものを基準に給料を支払い、会社での教育を行わない。

日本では、会社の負担による教育訓練を行うが、採用されたときから雇用保障が与えられているわけではない。
アメリカでは、会社の教育訓練によって実力をつけ、賃金はそのひとの仕事に対して支払われるのが一般的である。
アメリカでは、基本的には個人が自己投資をして資格や能力を身につけ、自分が会社にとって有益な存在となるようにする。

Reading Passage 3

人生は短く、しかも一回限りである。ある人生を生きるということは、他の可能な生き方をすべて断念するということに他ならない。数学と音楽が好きな少年が数学者の道を歩き出す時、彼は音楽家になれば果たせたかもしれないすべての夢を失う。その悲しみは、たとえ彼が数学者としてどんなに輝かしい業績をあげたとしても決して愈されることはないであろう。人が若い時をなつかしく感じるのは、失われた _______ をいとおしく思うからなのではないだろうか。

5. 文の_______ に入る最も適当なものはどれか。
悲しみ
成功
可能性
青春




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Japanese Language Proficiency Test JLPT N1 – Reading Exercise 08
Japanese Language Proficiency Test JLPT N1 – Reading Exercise 06